
『ザ・ラストガイ』の最大の特徴は、救出した人々が主人公の後ろに一列に並び、行列になってついてくることです。この「列が伸びていく」という遊びは、ゲームの歴史の中で何度も形を変えて登場してきました。
ヘビゲームの誕生
列が伸びていくゲームの元祖としてよく挙げられるのが、1976年にアーケード向けに登場した『Blockade(ブロッケード)』です。プレイヤーが動かした跡が壁のように残り、相手をぶつけさせる対戦ゲームでした。この仕組みは多くのゲームに受け継がれ、エサを食べるたびに体が長くなるヘビのゲームへと発展していきます。
1990年代後半には、携帯電話に「スネーク」と呼ばれるゲームが収録され、世界中の人がボタン一つで遊べるようになりました。シンプルなルールで、誰でもすぐに理解できるのに、長くなるほど自分の体が邪魔になって難しくなる。この絶妙なバランスが、長く愛されてきた理由です。
行列ゲームの面白さ
行列で遊ぶゲームには、共通する面白さがあります。
- 成長が目に見える:列の長さがそのまま成果になるので、上達がひと目でわかります。
- 強さと弱さが同じところにある:列が長いほど得点は増えますが、そのぶん動かしにくくなります。
- 一瞬の判断が大切:曲がるタイミングを一つ間違えるだけで、積み上げたものを失うことがあります。
ラストガイが加えたもの
ラストガイは、この行列の面白さに、実在の街の航空写真という舞台を組み合わせました。道路や建物の配置が実際の街のとおりに作られているため、どの道を通れば行列をうまく運べるかを、地図を読むように考えることになります。
さらに、街にはゾンビが徘徊していて、ラストガイが触れるとゲームオーバー、行列が触れると列がそこで分断されてしまいます。ヘビゲームでは「自分の体」が障害物でしたが、ラストガイでは「動き回る敵」と「入り組んだ街並み」が障害物になったわけです。
行列の長さとリスクの関係
行列で遊ぶゲームでは、列の長さが「得点」と「リスク」の両方になります。ヘビゲームでは、体が長くなるほど得点は増えますが、画面の中で動ける場所が減り、自分の体にぶつかりやすくなります。
ラストガイでも同じことがいえます。行列が長いほど一度にたくさんの人を救えますが、列の後ろのほうまで気を配るのは難しくなり、ゾンビに列を分断される危険が増えます。どこまで列を伸ばし、どこでエスケープゾーンに戻るかという判断は、まさに行列ゲームの醍醐味です。
この「欲張るか、確実にいくか」という選択が毎回のプレイで少しずつ違うからこそ、同じステージでも何度も遊びたくなります。シンプルなルールの中に、プレイヤーごとの性格が表れるのも、行列ゲームの面白いところです。
列を率いるゲームの仲間たち
行列ではありませんが、たくさんのキャラクターを率いて進むゲームも数多くあります。その仲間たちは群れを率いるゲームの面白さで紹介しています。ラストガイの基本の遊び方はラストガイの攻略法をご覧ください。


