
『ザ・ラストガイ』は、一人の主人公を動かすゲームでありながら、実際には後ろに続く何百人もの行列を動かすゲームでもあります。たくさんのキャラクターを率いて進むゲームには、ほかのジャンルにはない独特の面白さがあります。
群れを導くゲームの代表作
レミングス
1991年に登場した『レミングス』は、勝手に歩き続ける小さなキャラクターたちに役割を与え、ゴールまで導くパズルゲームです。プレイヤーはキャラクターを直接動かすのではなく、道を作ったり、立ち止まらせたりして、群れ全体の流れをコントロールします。
ピクミン
2001年に発売された『ピクミン』は、主人公が小さな生き物の群れを率いて探索するゲームです。たくさんの仲間に指示を出して、物を運んだり、障害物を壊したりします。仲間が多いほどできることが増える一方で、目を離すと仲間を失ってしまう緊張感もあります。
群れを率いるゲームに共通する面白さ
- 数が力になる:仲間が増えるほど、できることや得点が増えていきます。
- 全体を見る視点が必要:一人ひとりではなく、群れ全体の動きを考える必要があります。
- 失うことへの緊張感:集めた仲間を失いたくない気持ちが、慎重な判断を生みます。
ラストガイの場合
ラストガイでは、救った人々が主人公の後ろに一列に並びます。行列が長くなるほどスタミナが増えて動きやすくなりますが、そのぶん列の後ろのほうがゾンビに触れて分断される危険も高まります。集合の操作で列を短くまとめたり、ダッシュでゾンビの前を素早く駆け抜けたりと、群れ全体をどう守るかが腕の見せどころです。
群れを動かすときのコツ
群れを率いるゲームには、作品が違っても共通するコツがあります。
- 先を見て動く:群れは一人よりも反応が遅れます。曲がり角や障害物の手前で、早めに進む方向を決めておきましょう。
- まとめておく:群れが長く伸びたり散らばったりすると、端のほうから危険にさらされます。ときどき集めて、まとまった形を保つのが安全です。
- 無理をしない:群れを失うのは一瞬です。危ない場所を通るときは、少ない数で往復するのも立派な作戦です。
ラストガイでも、集合の操作で行列を短くまとめたり、ゾンビの少ない道を選んだりすることが、群れを守ることにつながります。
指示を出す楽しさ
群れを率いるゲームでは、プレイヤーは一人ひとりを細かく操作するのではなく、全体に向けて指示を出します。自分の指示どおりに群れが動き、目標を達成したときの気持ちよさは、まるで指揮者や監督になったかのようです。うまくいかなかったときも、指示の出し方を変えれば結果が変わるので、試行錯誤そのものが楽しくなります。
行列ゲームとの違い
体が伸びていくヘビゲームのような行列ゲームとの違いは、行列の一人ひとりが「救うべき人」であることです。この点が、ラストガイに独特の温かさを与えています。行列で遊ぶゲームの歴史は行列で遊ぶゲームの系譜でまとめています。


