
ゾンビは、ゲームの世界でもっともよく登場する敵の一つです。多くのゾンビゲームでは、プレイヤーは武器を手にゾンビと戦います。ところが『ザ・ラストガイ』では、ゾンビを倒すことはできません。ラストガイにできるのは、ゾンビを避けながら人々を救い出すことだけです。
ゾンビゲームの広がり
ゾンビという存在が今のような形で広く知られるようになったのは、20世紀後半のホラー映画の影響が大きいといわれます。ゲームの世界では、1996年に発売された『バイオハザード』が大ヒットし、ゾンビが登場するサバイバルホラーというジャンルが一気に広まりました。
2000年代に入ると、ゾンビの表現はさらに多様になります。大量のゾンビを相手に暴れ回るアクションゲーム、仲間と協力してゾンビの群れから生き延びるシューティングゲーム、ゾンビを畑の植物で迎え撃つタワーディフェンスなど、ホラーだけでなく、爽快さやユーモアを前面に出した作品も増えていきました。
倒せない敵がいるゲーム
ラストガイのゾンビは、どれだけ近づいても倒すことができません。ラストガイがゾンビに触れるとゲームオーバー、行列が触れると列はそこで分断されてしまいます。プレイヤーにできるのは、ゾンビの動きを読み、すき間を見つけて通り抜けることだけです。
この「倒せない敵から逃げる」という遊びは、怖さよりも、鬼ごっこやかくれんぼに近い緊張感を生みます。ゾンビの種類によって動き方が違うため、ステージごとに観察と判断が求められます。
上から見下ろすからこその緊張感
ラストガイは、街を上空から見下ろす視点で遊びます。多くのゾンビゲームのように、すぐ目の前にゾンビが迫ってくる怖さはありません。そのかわりに、離れた場所からゾンビの群れがじわじわと近づいてくる様子が見えるという、別の種類の緊張感があります。
ゾンビの位置が見えているからこそ、「今なら通り抜けられるか」「もう少し待つべきか」と、プレイヤーは常に判断を迫られます。見えているのに避けきれないこともあり、その悔しさが「もう1回」という気持ちにつながります。
ゾンビの種類を見分ける
ラストガイでは、ステージによって登場するゾンビの種類が決まっています。動きの速さや、人を追いかける動き方などに違いがあるため、ステージが始まったら、まずはどんなゾンビがいるのかを観察してみましょう。相手の動きの癖がわかれば、避け方も見えてきます。
救う側に立つ楽しさ
多くのゾンビゲームが「生き残ること」を目的にしているのに対して、ラストガイの目的は「人々を救うこと」です。行列が長くなっていくのは、救った人の数が目に見えて増えていくということでもあります。ゾンビの群れをかわして、長い行列を無事にエスケープゾーンへ届けたときの達成感は、このゲームならではのものです。
ホラーが苦手な人でも遊びやすいのは、こうした明るい目的と、上空から見下ろす視点のおかげかもしれません。ゾンビのかわし方はラストガイ初心者が最初に覚えたい5つのコツで紹介しています。


